玄奘の出立から慧超の旅を経て、悟空の帰京まで――

その勢力を西へ拡大した唐と、東へ伸長したアラブ・ムスリム。最新の考古学、貨幣学、言語学史料の研究成果を手がかりに、7-8世紀中央アジアにおける東西ユーラシアの衝突・交流・融合の歴史を描き出す。舞台はパミールの西、境界を越えて旅した者達の足跡を追う!

イスラームの東・中華の西 七~八世紀の中央アジアを巡って
著者:稲葉 穣
出版社:臨川書店
体裁:四六判・上製・紙カバー装・帯付 総270頁
定価:税込3,520円(本体3,200円+税)
ISBN:978-4-653-04523