かつてこんなふうに読まれたことがあっただろうか ——。モンテスキューとルソー、そしてディドロへ。彼らが格闘し、解き明かし、残した問題とは何か。新たな共同体の創設という課題に直面し、法の根拠を問い直す重層的なテクストを読み抜き、「啓蒙」をクリシェから解き放つ、気鋭の力作。

消え去る立法者 フランス啓蒙における政治と歴史
著者:王寺 賢太
出版社:名古屋大学出版会
体裁:A5判・上製 532頁
定価:税込6,930円/本体6,300円
ISBN:978-4-8158-1120-4