おもちゃに変身するゴミ、土に還るロボット、葬送されるクジラ、目に見えない微生物……
わたしたちが生きる世界は新品と廃棄物、生産と消費、生と死のあわいにある豊かさに満ち溢れている。歴史学、文学、生態学から在野の実践知までを横断する、〈食〉を思考するための新しい哲学。

分解の哲学: 腐敗と発酵をめぐる思考
著者:藤原辰史
出版社:青土社
体裁:352ページ
定価:本体2400円+税
ISBN:978-4-7917-7172-1